・結核菌の増殖:結核菌は他の菌と比べ非常に増殖率が低い。

・結核菌の生存できる温度:結核菌は37℃前後(±2℃)でしか生きられない。生きられた
                  としても分裂することなくそのまま死を待ちます。

・結核菌は何に弱い?:結核菌は太陽光に弱い。2〜3時間で殺菌できます。殺菌灯なら
               3〜5分で全滅

・結核菌の寿命:日光を遮ると、衣類に付着して2ヶ月、毛布では3ヶ月生きたというデータ
           がありますが、もう一度舞い上がって、他の人へ感染するかというと別の
           話で、可能性は否定できませんが、極希とされています。

・感染方法:人から人への空気感染(飛沫核感染)によって生じる。

   これは、結核患者さんが咳をしていて、そのツバが自分の口に入ったからといって、
  感染はしません。ツバ自体じゃなくて、ツバが蒸発して、結核菌のみになって、空中を
  フワフワしている菌自体を吸った場合に感染する恐れがあります。

   結核患者さんの食器を使っても、体に触っても、お風呂に一緒に入っても、シーツ衣
  類を通常のクリーニングへ出しても大丈夫! 

   しかし、赤ちゃんに対しては、細心の注意が必要だと思います。生まれて3ヶ月の赤
  ちゃんは免疫があるから大丈夫とか言いますが、結核には感染します。感染すると抵
  抗力のない赤ちゃんは結核性髄膜炎や粟粒(ぞくりゅう)結核といった命にかかわる
  重傷の結核を発病しやすく後遺症も深刻になってしまいます。BCG接種でかなりの確
  率で予防できます。ぜひ、産まれてなるべく早い時期にBCG接種を受けましょう。


・感染と発病:感染しても発病するのは感染者の10〜20%で残りは発病しない。

   感染して、発病するまでの期間は、大多数が一年以内に60%、二年までに15%の
  患者が発病し、残りが数年〜数十年を経て発病する。

   日本の結核は高齢者が多い。これは、発病様式によるものが多い。(潜伏している)
   しばらくは、日本の結核は減少しないと考えられている。


・結核の免疫:一度結核に感染した人または発病した人は終生免疫ができ、その後再感
         染することはまれである。

    麻疹より免疫力があるそうです。
    しかし、抵抗力の弱い人(老人、HIV患者)は再感染の恐れがあります。


・結核の統計 2001年(平成13年)版
  新登録患者数  35,489人
  罹(り)患率(人口10万人に対しての新登録患者数) 27.9  (27.9名)
  小児結核     195人
  結核死亡数   2,488人(死亡順位25位)


・今まで、乳幼児期、小中学校でBCGとツベルクリン反応の検査がが行われていました。
でも、平成15年度からは乳幼児期のBCGのみになります。これは、BCGの再接種の有効
性が証明されていないので、それなら、乳幼児期の接種を徹底しようということになったそ
うです。でも、無効性も証明されていないそうです。
 職場の看護婦さんに聞いたのですが、東南アジアのある国で産まれてすぐ足の裏へBCG
接種をする国があるそうです。これなら、腕に跡が残らないし、足の裏なら皮膚が硬くなるか
ら目立たなくなると言われてました。
・このコーナーでは自分が結核研究所で受講させていただいた講義の内容から、自分が
一般の人に知っておいていただきたいことを紹介していきます。